泌尿器科診療案内
診療時間
診察時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午前 9:00~12:00 | 森本 | 北
(近大医師) | 南方 | 森本 | 立花 | 南方 |
午後 4:00~7:00 | 森本 | - | 南方 | - | 三軒 | - |
排尿管理指導
当院の泌尿器科外来で勤務する看護師は、日本泌尿器科学会が認定する排尿機能検査士、および「NPO快適な排尿をめざす全国ネットの会」が認定する「快適自己導尿指導士」の資格を取得して、医師と共に患者さんの排尿管理指導を行っています。
具体的な診療内容としては、
尿検査
受診されたほぼ全ての方に、全自動検尿装置を用いた尿検査を行っています。
残尿測定
前立腺肥大症や神経因性膀胱など尿が出にくい方では、受診の都度尿検査の直後に残尿測定をします。コンパクトな装置を下腹部に当てるだけで測定できます。
尿流量測定
「尿が出にくい」「尿の勢いが弱い」と訴える方では、尿流量計が組み込まれたトイレで排尿してもらいます。その時に出た尿量、最大排尿速度(ml/秒)、排尿時間、排尿パターンが分かります。
膀胱内圧測定
著しく尿が出にくい方で、膀胱機能の異常が心配される時、今後の治療方針を決めるために行うことがあります。当院では二酸化炭素ガスを膀胱内に注入して、尿意を感じるまでの膀胱容量、我慢できなくなった時点で排尿を促し、その時の最大膀胱内圧を測定します。

残尿測定装置

尿流量測定装置

膀胱内圧測定装置
排尿日誌
1回排尿量を測るコップをお渡しして、通常3日間排尿した全ての時刻とその時の尿量を記載していただきます。頻尿を訴える方なら、多尿のためか、1日尿量は正常で過活動膀胱によるものか。夜間頻尿の方なら、夜間排尿量そのものと、1日尿量に対する比率から、夜間多尿によるものか。乏尿を訴える方なら、本当に少ないか、腎機能検査結果と合わせ考え飲水をもっと多くすべきか。など、情報量は多く、間違った思い込みを避けることになります。

自己導尿の指導管理
排尿改善のための投薬を行っても効果なく、尿閉あるいは残尿が極めて多く自排尿は無理と判断した場合、尿道バルーンカテーテル留置よりも自己導尿の方が、患者の身体にとってまたQOL(生活の質)にとってもより良い選択です。
患者自身で行っていただくのが原則ですが、どうしてもできない時は同居する家族にお願いすることになります。どのように行うか、注意することは何か、患者と家族の状況や家庭環境に合わせて看護師が丁寧に説明指導します。
1日何回いつやるかは、それまでの状況でとりあえず判断し、前述の排尿日誌を毎日記載してもらい、1日何回の導尿が適切か調整します。自排尿が少しでも可能な場合は、導尿の直前に自排尿を試みその時の自排尿量も記載してもらいます。自排尿量と直後の導尿量(残尿量となります)によって、1日の導尿回数を調整します。自排尿量が多くなり、導尿量が少なくなれば、自己導尿を中止して自排尿のみに切り替えます。
前立腺肥大症で自己導尿法が長引く、尿閉を何度も繰り返す方では、手術治療を勧めます。患者さんによっては自己導尿の維持が困難となって、仕方なく尿道バルーンカテーテル留置にせざるを得ない場合もあります。
尿道カテーテル
尿道カテーテルには「留置用」と「導尿用」があります。個々の患者さんに適したものを提供できるように、特徴の違ったカテーテルを豊富に準備しています。
紙オムツ、パッド
尿漏れなどでお困りの方に、少しでも安心、快適に日常生活が過ごせるようにアドバイスさせていただきます。
現在看護師が「おむつフィッター」の専門資格の研修を受けています。
「おむつフィッター」とは、排泄の困りごとだけではなく、医療や住環境、食事など幅広い視点からアドバイスできる専門家のことです。
種々の自己導尿用カテーテル






主な院内設備
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全自動検尿システム
尿中有形成分をフローサイトメトリー法によって定量的に測定する装置です。
赤血球・白血球・細菌をはじめとする5項目を高 精度に測定し、尿路感染や腎・泌尿器系疾患の診断治療に重要な役割を果たしています。

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超音波診断装置
身体に全く侵襲を与えず、簡便に、体内臓器の断層像を観察する装置です。
腎臓、膀胱、前立腺、また精巣など陰嚢内容の画像から、多くのかつ重要な情報が得られます。

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エックス線撮影
尿路結石などによる腹痛時の腹部エックス線撮影、血液透析患者さんの定期胸部エックス線撮影などで主に使用されます。
2019年に新しくなったデジタル画像処理により、画像の劣化もない鮮鋭な画像を迅速に提供できます。

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内視鏡室
膀胱癌、膀胱結石、間質性膀胱炎などの疾患では膀胱鏡による診断が必要となります。
軟性および硬性膀胱鏡を取り揃え、テレビモニターで観察します。

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手術室
日帰りで可能な小手術(成人の包茎、パイプカットなど)を行っています。
X線透視装置は、血液透析患者さんのシャント狭窄拡張術で使用しています。
