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お知らせ

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看護部より

近年透析関連装置は自動化が進み繁雑であった透析前の準備や透析条件の設定も簡素化されました。
 

透析装置の自動化が進み便利になりましたが、高齢者や長期透析患者が増え様々な合併症に対応できる看護が求められるようになってきました。特に透析患者の下肢病変は大きな問題となっていますので、フットケアにおいて積極的な観察、指導、ABI(下肢動脈の狭窄度合いを判定する測定方法)導入で必要な処置、関連施設への早期紹介をしておりアンプタ(切断)ゼロを実現しています。

さらに看護師は、患者の病状を把握するとともに、変化に気づけるよう入室時から歩き方や表情を観察するよう心がけています。また患者さんが、なんでも言いやすい環境を作れるようなコミュニケーションを図り、問題点やライフスタイル、ご家族の情報などを共有し、安心して透析を受けていただけるようにしています。

臨床工学部(CE)より

NEW

引き続き一般社団法人 大阪府臨床工学技士会第3期代議員選挙において、濵本CEが選出されました。

臨床工学技士とは、厚生労働大臣の免許を受けて、医師の指示のもとに、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行うことを業とします。

※生命維持管理装置:人の呼吸、循環又は代謝の機能の一部を代替し、又は補助することが目的とされてい る装置を指します。

1986年の当院開院以来、透析室臨床工学部は透析関連装置(水処理装置、透析液供給装置、A・B剤溶解装置、患者監視装置)の管理や、水質管理(ET細菌測定など)、バスキュラーアクセス管理、透析困難症対策となるTailor made透析の条件設計、そして各種臨床研究(洗浄消毒剤、ダイアライザーなど)などに携わってきました。

これらの業務には臨床医学全般をはじめとして、生化学、化学工学や膜分離技術、流体工学やバイオレオロジー、生体計測装置学、薬物動力学、医療統計学など、多岐にわたる基礎学問が必要となります。当院臨床工学技士は常にこれらの知識向上を日々重ね、臨床業務や研究に活かすことを心がけています。

管理栄養士より

透析医療に2008年より携わっていますが、実際に必要な食事量を満たしている方は意外と少ないように思います。

近年透析を受けておられる方だけでなく健常者でもサルコペニア(筋肉量の低下)の改善で健康寿命が延伸すると言われています。透析では治療の際、筋肉のもととなるアミノ酸が除去されてしまうため、それを補う食事摂取方法がとても重要となります。特にアミノ酸の元となるたんぱく質の摂取量が不足してしまうと、筋肉量の維持、増大は難しく逆に減少してしまいます。

当院は透析によるアミノ酸の除去を考慮し、さらにたんぱく質の摂取を意識していただいております。その結果、当院の患者さんの平均年齢が全国平均を上回る中(図1)、生命予後因子のひとつで筋肉量の指標である%CGRは全国平均を大きく上回っております(図2)。
食事とは空腹を満たすものだけでなく、心も満たすものであってほしいと考えます。いつまでも元気に自分で動けるからだを維持するために、おいしく楽しく食事をしていただくお手伝いをさせていただきたいと思っております。

学会と勉強会の活動

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